まいこ

ライフ・イズ・ビューティフルのまいこのレビュー・感想・評価

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カンヌ映画祭で審査員グランプリに輝いた、ロベルト・ベニーニ監督・脚本・主演の感動作。ナチの強制収容所に収監されたある一家の物語を、ユーモラスかつ温かな視点で描く。“イタリアのチャップリン”と称される、ベニーニのユーモアと哀しみを交錯させた演出が秀逸。

1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに恋をする。彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾。やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていた。そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る。

超名作すぎて今更感だけどようやく鑑賞。人生は見方によってネガティブにもポジティブにも解釈できるが、本作の題材そのものが悲しいもの。だからこそ全編コメディ(チャップリン的な)風味なのが重く心に刺さったし、映画というメディアの特性・虚構の中にある現実、をうまく取り扱っているように感じた。
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