shibamike

ライフ・イズ・ビューティフルのshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑賞二回目。
ラストを知って観ると、序盤のひょうきんぶりが凄く活きてくる。

なぞなぞ好きの医者は本当にむかつく。
ああいういかれポンチが当時のナチスには大勢いたのであろう。
「大事な話がある」と言っておいて、蓋をあけたら、なぞなぞの相談である。
いつ殺されてもおかしくない状況のユダヤ人にする相談では絶対ない。

ラスト、お父ちゃんがお母ちゃんを捜しに行ったところを見つかって殺されてしまう。じっとしてりゃ良かったんじゃね。と初見の時は思ったけど、ナチスは敗北が決定的になってもアイヒマンとかが、ギリギリまでユダヤ人殺害を遂行していたという話を別の機会で知り、お父ちゃんのあの行動は無下にはできないと思う次第です。

誰もいなくなった朝、ポツンと佇む坊っちゃんの前にアメリカ戦車がやって来て停車。
戦車の出入り口がカポッと開いて出てくるのが、お父ちゃんだったら本当の本当に良かったのに、と思いました。
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