主人公のどこにいてもどんな状況でも
変わらず明るく陽気な所が
よりこの物語を切なく悲しいものにしてる。
前半のストーリーは奥さんとの出会いを中心に描いているので
全く戦争やユダヤ人迫害の様子が感じ取れない作りになっている。
だからこそ、後半が観ていてツラい。
主人公の常に明るくコミカルな所が
世の中の状況と比較され際立たせている。
子どもや妻を守るための
優しい嘘はほんとに父親の強さを感じる。
知らなくていい事を隠すことや
人を守るためにつく嘘もあることを
この映画はそっと教えてくれてます。
終始、主人公が話すことが実際に起こっていく様子はちょっとほっこりする。
この映画、観終わってからじわじわと涙が溢れてくる映画です。
思い返すと泣けてくる。
そして冒頭のセリフが息子の台詞であると気付いた時、言葉の意味がわかり、さらに泣ける。
“Life is beautiful”
