ゆ

ライフ・イズ・ビューティフルのゆのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっとずっと観たくて、やっと観れました。
こんなに明るいナチス・ドイツの映画を観たことがない。

最初は心地よく耳に入ってくるイタリア語と明るく楽しいグイドとその周りに心が弾んで頬の緩みがおさまらなくて、このままずっと続けばいいなって思って、段々と近付いてくるものから目を背けたくて仕方がなかった。

どんなに厳しい状況下にあっても息子と妻をただただ愛して、最後まで2人の笑顔を守り抜いて、こんなに強くて愛で溢れてる素敵な夫が、父がいて2人はどんなに幸せだったか、心強かったか。そしてこの映画には映されていない2人の今後がどれほどの喪失感の中にあっただろうか。生きていて欲しかった。グイド、あの戦車に乗って、出てきてくれるんじゃないかって期待してしまったせいで余計に涙が止まらなかった。
ジョズエ、きっと強くて愛で溢れた子に成長したんだろうなあ。

普段、映画を観て泣かないわたしがボロ泣きした。ただ悲しいだけじゃない、嬉しいも寂しいも、その他いっぱい詰まった涙が流れました。

世界で1番の”愛の物語”。
観てよかったと思える映画です。
ゆ