イタリアのコメディアン、ロバートベニーニが監督・脚本・主演。一人三役ってあまり見ませんよね。これだけでもすごいです。アカデミー賞では外国映画であるにもかかわらず3部門受賞。
この映画は、オーソドックスな題材である『ホロコースト』を扱った映画だが、ほかの映画とは違い、ユーモア溢れる作品となっている。
ユダヤ人差別という理不尽な壁に目の前を塞がれて、どんな暗い局面でも、息子を絶望させないために道化を演じる父親のグイド。その姿がとても愛おしかった。
例え自分の命の安全が保障されない状況であっても、家族を喜ばせたり、思い出の曲で繋がったりできるから人生は素晴らしいのだろう。
あと、ボイスオーバーの使い方非常に秀逸です。
