ある日とつぜん日常が奪われるとは、なんて恐ろしいことなんだろう。
なんで戦争なんてするんだろう。
すごく考えさせられた。
少しずつ忍び寄ってくる戦争の描き方・ロマンチックなセリフ・役者さんの演技。
どれも、映画として評価されているのがよくわかる。
戦争と愛情のバランスが良かった。
ストーリーで泣いたのはもちろん、観終わってから自分の家族のことを考えて、涙があふれた。
昔、父が私に「お前が生まれてきたことは奇跡だ」と教えてくれたことがある。
もし父が、自分の勤める会社で母と出会わなかったら、そもそも、その会社を立ち上げた人が戦争で死んでいたら、私は生まれてこなかったと話してくれた。
たくさんの偶然と、たくさんの人のおかげで私はここにいる。
この映画を観たうえで父の教えてくれたことを思い出して、「命」というのは贈り物なんだと痛感した。家族に「ありがとう」って言いたい。