こんなにも苦しくて間違いなく人類の中で最も暗い歴史の戦争と人種差別がテーマのはずなのに題名が「Life is Beautiful」。でも心の底から人生は美しい、人生はたからものだって思えた。辛いときこそ笑いたい。ピンチのときこそ楽しみたい。愛する人の笑顔が見たい。これこそ愛だ。誰かの為に本気になれること。誰かの為に自分のすべてを捧げようとすること。例えそれが自己中で自分の思い込みだったとしても、その行為自体が本物の愛だと思う。そんな誰かの為の人生、美しくないはずがない。他を思いやって他の為に生きることができる。だから「人の生」は美しいんだ。決して他の動物じゃできない、「人」だけの特別なもの。本当に良かった。
感想を書きながら自然と涙が出たのは初めてだった。名作も名作。ずっと心に残る、人類にとってとてもとても大切な作品。
