マイケル・ジャクソンもホログラム化されたし、初音ミクみたいなのもいるしでそろそろシモーヌみたいな女優が出てきてもおかしくなさそう。
昔はオスカーにノミネートされたりもしたものの、すっかり落ちぶれた映画監督がCG女優を使い、再起を計ったのだが...という展開。アイデアとしては面白いし、公開当時は今みたいなCG技術や初音ミクみたいな存在もなかったからより突飛なものだったと思う。
ただ、アイデアは突飛なのだが、ストーリーは淡々としてるし、無駄に長い。設定が惹かれるだけに、勿体無いかんじがした。
キャストは落ちぶれた映画監督をアル・パチーノが演じているのだが、しわがれた感じが役とマッチしていてよかったし、シモーヌを演出するためにお間抜けな演技も観れて楽しかった。そして、娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドが正直、映画の中で美女と言われていたシモーヌよりもかわいいかった〜!あと、ジェイソン・シュワルツマンも出てたので個人的には役者を楽しむ映画だったかも。
観た後にシモーヌ役のレイチェル・ロバーツが監督・アンドリュー・ニコルの嫁と知って『シモーヌ』はなんか惚気映画に感じてしまったw
パチーノの所属映画会社はパラマウントの設定になっており有名な出入り口門が映っていた。