感動しました。涙を流すような感動ではありません。美しい絵画を見て感動はするものの涙を流すというものでは無い感覚に非常に近い。
うっとりと惹き込まれるといった感じでしょうか。
美しいキタノブルーの映像と久石譲の神秘的で切ない音楽、
そして台詞が極端に少ないまま進むそのラブストーリーは、このままフェードアウトしてどこか天国のような場所に連れて行ってくれるんじゃないかというような不思議な気持ちにさせてくれます。
本当に久石譲の音楽は映画を飲み込んでいく力が物凄くて、この映画の場合もそうだけどまるで音楽のPVを見てるような気持ちにもなる。
説明を一切省いたような描写も魅力的。
個人的に北野武監督の中では一、二を争う傑作です。
にしてもなんだろ…90年代のこの雰囲気ってほんとに好きだな。
小っちゃい頃思い出すからか？
