あの夏、いちばん静かな海。の作品情報・感想・評価

「あの夏、いちばん静かな海。」に投稿された感想・評価

ヤクザもたけしも出ない3作目。
主役のカップルは聾唖なので当然台詞がない。
空と海の青さの中、淡々と流れる時間と久石譲(本作から)の音楽。
情熱も愛情も悲哀も画面の裏側に沈殿し、それらの熱量はおくびにもださない。
なんともいえない空気感がよい。
映画や音楽、そういうカルチャー全般に関して、やはり詩的であるということはとてつもなく大事なのではないかと思う。

詩的であるというのは言葉の意味だけではなく、情景や音で、どれだけ感受性を間接的に揺すぶられるか、どれだけそれぞれが個人的な感情を抱くか、その距離のとり方が芸術の本質だったりするんではないかとさえ思いました。

とはいえ本作は小難しい話なんてことは一切ないってのも魅力的で

なのにワンシーンワンシーンがじわじわと、滲むように心に来る、その波の音で引き立つ静けさに泣きそうになるそのバランスがたまらなく愛おしい作品です。
hot

hotの感想・評価

4.0
「二人で話さず海を見る」が男女の正解だった。
ラストで海の脅威を感じてぞっとした。
amin

aminの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

名前呼ばれたのか分からないシーンの残酷さ。久石譲の音楽も素晴らしい。
KaY

KaYの感想・評価

4.8
最大限に削ぎ落としてて、淡白だけど映画というものを魅せつけられた。波の音のみのエンドロールに浸る
北野武監督の3作目にして初のヤクザやバイオレンスのない恋愛映画。

聾唖の青年と同じ障害を持つ彼女の言葉のない、静かな夏の恋愛。

セリフがない分表情や行動が彼らの表現の全てで受け取り手に想像する余白が残されている。

北野監督は座頭市でも盲目の剣客を描いている。目に見えることが全てじゃない、言葉を発し聞こえたことが全てじゃない、と五感では感じ取れない何かについて意識的に描いているように思える。

作品の随所に見られるキタノブルー、久石譲の音楽、絵画のような構図など美しい要素が詰まっている。
はる

はるの感想・評価

4.5
美しすぎる……
こ

この感想・評価

-
最後以外無感情すぎて驚いてしまう...
ろう者だけど人間じゃんどうした...😅
今まで見た中でも静かな映画。聾者の恋愛を描いた映画。言葉がない為、表情や行動のみになってしまうが、感情がよりダイレクトに伝わってくる。彼女の温かみ、そして周りの人間の温かさがある一方で、海の厳しさを感じた。北野武の守備範囲恐ろしい。
過去に鑑賞
>|