トカゲロウ

ゼイリブのトカゲロウのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
4.1
ジョン・カーペンター監督
彼は少年心を忘れないハードボイルドなオッサンです。そして、細かいことは考えず突っ込みどころ満載の脚本を書いてしまう人でもあります。
でも、それが個人的に大好きですね!

主人公が怪しげな集団から手に入れたサングラスをかけると、人に混じって世界を牛耳るヤツらが見えるように!主人公は世界を救うため、ヤツらに戦いを挑むこととなる。

何ともまぁ、中二心をくすぐる粗筋です。
導入部分から印象的なBGMが流れて、不穏な雰囲気が終始横たわります。
ストーリーはそんな緊迫感溢れる展開で進んでいきますが、、、2回くらい声をあげて笑ってしまいました。
窓を唐突に突き破るシーンと相棒との10分弱の殴り合いです。
何故コレを入れちゃうのか(笑)
しかし、これこそがジョン・カーペンター作品が愛される所以ですよ!
相棒との殴り合いの長尺のせいではないでしょうが、結末は呆気なく訪れます。
そして、これまたハードボイルド!
これは、私たちにどうするか選択を委ねられたと解釈しましょう。

資本主義とそれに追従する欲深い人々を痛烈に皮肉った作品と言えますね。
ラストシーンをブロンドのネーチャンの裸で終わらせるのは特に強烈でした。
この作品は「名作」「良作」という上品な評価は似つかわしくありません。
男性の「最高!」という叫びがピッタリでしょう!