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或る殺人のnekosukiのレビュー・感想・評価

或る殺人(1959年製作の映画)
3.5
ちょっと堅いくらいの真面目な法廷劇。
アカデミー賞にノミネートされたものの取れなかったのが分かる気がする(笑)

妻をレイプした男を夫が撃ち殺す報復殺人だが、争点はレイプか?妻の浮気か?に絞られる。

レイプ事件と言うと、女性の服装云々の話になるのは今も昔も変わらない。
検察側はそこに斬り込んでくる。

弁護士に“ジェームス・スチュアート"検事に“ジョージ・C・スコット"そうそうたる顔ぶれ。妻の“リー・レミック"は「オーメン」で“グレゴリー・ペック"の妻を演じた。

途中までレイプ自体を疑ったけど、最後の最後に動かぬ証拠が現れてハッピーエンドとなる。

ドキドキハラハラの法廷劇を期待するとアテが外れる。
ドラマとして楽しむべき。
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