SetsukoAzuma

ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブールのSetsukoAzumaのレビュー・感想・評価

3.7
TSUTAYAプレミアムで久しぶりにDVD借りて観た。
17年も前の作品になってしまったとは(-_-;)

シャルロット・ゲンズブールの本当の夫でもあるイヴァン・アタルが、シャルロットは役名そのままで、女優の妻で、夫がスポーツ記者という立場に変えて、人気女優を妻に持った平凡な男の苦悩をコミカルに描いたラブコメ。

テレンス・スタンプが女好きの有名俳優役でシャルロットを誘惑するんですが、今ならセクハラで訴えられそうなくらいべたべたしてくるキモイ爺さんです。
というか、浮気の疑惑相手としては、年を取りすぎている気がするのですが、フランス人の感覚ってちょっとよくわからない。
あれがセクシーか~。。。

テレンス・スタンプとの浮気を疑うイヴァンにあきれて、二人の溝が深まってしまうのですが、結局あれは浮気していたのかどうかイマイチよくわからない描き方でした。
特にDVDだと特典映像でカットされたシーンがあったので、観たらええ??となります。

カットしたということは、無かったということかしら??

とにかくシャルロットが美しく描かれていて、どうすれば彼女が最も美しく見えるかが、よーくわかってる旦那の愛にあふれた作品でした。

私も長年シャルロットのファンですが、彼女の美しい首元をオープニングの登場シーンに持ってきた当たり、やるな、と思いました(笑)。

さらに妻に自分の作品でヌードにさせたり、男優とラブシーンを演じさせられるのは、イヴァンが役者だからでしょうね。

完全に仕事と私生活を分けられてるのがよくわかります。
シャルロットはかなり身体張った役柄も結構多いので。

シャルロットにべたぼれなイヴァンを心から信頼して任せてるシャルロット。二人の仲睦まじさがとてもよくわかる作品で、子供のころからのシャルロットファンとしては、「いい人と結婚したなあ。さすが」となりました。
イヴァンもシャルロットより小さいし、そんなイケメンなのか?と結婚当初はどうかなあと思ってたけど、これを見て、納得しました。
見た目は、か細いけど、メンタルが強いシャルロットは芯が強い女子なんです。