“開業医は足だ 疲れても走れ、寝ても走れ~”
終戦間近の岡山を舞台にした、コミカルなヒューマンドラマ。
白の上下スーツに蝶ネクタイ。
軽快なジャズをバックに、汗をかきかき往診に走り回る赤城風雨(カンゾー先生)。
肝臓病への飽くなき探究心、地域の人々を守る町医者としての誇り。
名優・柄本明の、胡散臭そうで(失礼)人間味溢れるキャラクターが活きている。
町一番の美少女で天真爛漫なソノ子を始め、生臭坊主やモルヒネ中毒の外科医、妖艶な料亭の女将等々…彼を取り巻く個性的な面々も魅力的だ。
初々しい麻生久美子のあっけらかん艶技、ベテラン松坂慶子の“女の武器”は、思わず笑った。
ラストはアレだけに複雑な気持ちに…💧