超空間コベ

鉄輪(かなわ)の超空間コベのレビュー・感想・評価

鉄輪(かなわ)(1972年製作の映画)
4.0
さしもの魔神ドリンガーも、
信子の強大な妖力の前に
為す術は無く、ただただ
翻弄されるのみ…!☆

【ストーリー】
観世栄夫とフラワー・メグの
浮気現場へ、妻・乙羽信子が
無言電話を掛け続ける。

以上。


…いや本当に、90分の間
それだけで「おわり」。
それ以外の展開、何かあったか?(笑)

メグに至ってはもう、ほぼ全裸
だった様な記憶しか残ってない。☆


林光先生による『サイコ』っぽい
スコアに乗せて、信子が
走る!ひた走る!
撮影の後、脚が腱鞘炎で
パンパンになっとるよなアレ。

ワラ人形の股間に五寸釘を打ち込み、
もう終わったのかな…?
と思ったら、また
クルッと戻って来てカーン!
ってのが笑いのツボを刺激する。

いやぁ~とにかくヤバいね、
信子!…もう、アレは絶対、
敵に回したらアカン奴や!


寺山修司や三池崇史のヤツに
出て来そうな、顔面白塗りで
不気味に応対するホテルの
スタッフや警官。

そのうちの一人、原田大二郎と
栄夫が、ホテルの廊下で闘うぞ!
―――行け!ブチのめせ!!☆


能を原典とした話で、劇中でも
現実と能舞台が交錯してるんだけど、
能楽師である栄夫のお家芸が
活かされてるのかされてないのか、
素人の私には判らないなぁ。

そんな事よりも、栄夫の風貌が
安倍総理と似てるので、
ザ・ニュースペーパーっぽく
脳内置換するとなかなか楽しい。
本当は恐ろしい昭恵夫人(笑)

「事実はそうだが真実は違う!」
浮気の真相を問われ、
そう答える栄夫。
…う~ん、どゆこと?
私には理解できないなぁ。
いつか使ってみたい。←
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