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ロープのぉゅのレビュー・感想・評価

ロープ(1948年製作の映画)
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2021年 鑑賞 21-57-3
原作は、1924年に実際に起きた少年の誘拐殺人事件「レオポルドとローブ事件」を元にした、パトリック・ハミルトン氏の同名舞台劇。世界的名監督のアルフレッド・ヒッチコック氏の初のカラーの、ワンカット風の実験的ドラマ作品。
まさに匠な80分でしたので、スコアは遠慮させていただきます。
ヒッチコック監督のカメオ出演、今回は?(現在2/11作品)

摩天楼を見渡せるアパートの一室。優秀な学歴のフィリップ(ファーリー・グレンジャーさん)とブラントン(ジョン・ドールさん)が殺人を犯したのは、まさにその場所だった。動機はなく、自分たちがずば抜けて人より秀れていることを試す、ニーチェの理論を実践したに過ぎなかった。2人はもっとスリルを味わうために被害者の父、恋人、被害者の恋仇だった友人、伯母、青年たちの先生だった大学教授を招いてパーティを催す。死体入りのチェストの上にごちそうを並べて皆に食べさせたり、殺人に使ったロープで本を縛って父親に贈ったりして、優越感を味わっていたが...

カラー映画の登場で、もうワンカット風の作品に挑んだヒッチコック巨匠に敬意。

終始ブランドンが鼻につき、徐々にフィリップが取り乱して行く、料理の下に死体があるのに、私は一切ハラハラしなかったワンシチュエーション作品だった。

●●の観察眼、注意力、推理力に脱帽... シガーケースを忘れたという電話には詰まれたというフラグが立っていた。「刑事コロンボ」「古畑任三郎」を観ているようだった。鍵は帽子。まさに “冷やりハット” ... なんつって...

ヒッチコック氏のカメオ出演... まさかの結果。後に出てくると思っていたために... まじワンシチュエーションだった... 見過ごした...
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