好きと言っていいでしょう

デスプルーフ in グラインドハウスの好きと言っていいでしょうのレビュー・感想・評価

3.8
タランティーノの映画は1度見たら、印象的なのでなかなか忘れないですが、デスプルーフも例によってすごくインパクトがあります。

最近のタランティーノの映画は、異常なまでの報復してスカッと終わるという感じですが、デスプルーフからそれが始まったと思います。

序盤は女の子のしょーもない会話で、パルプ・フィクションと違って結構飽き飽きしますが、カート・ラッセルの本性が現れてから急激に面白くなります。

全体的にはタランティーノの中では下から3番目くらいなのですが、ラスト20分に関してはトップ3に入るくらい大好きです。

カーアクションの危険さと激しさが尋常ではなくて、徹底的に追いつめるのは最高です。
そして文字通りボッコボコにしてガッツポーズ、すぐにENDいうここのテンポの良さが完璧だと思います。気持ち悪いやつの顔を踏み潰して終わる映画なんかタランティーノにしか作れません。

エンドロールにかかる音楽も良いですね。

もう1個のプラネット・テラーはあまり好きではないですが、こっちでもタランティーノは楽しそうに演じてましたね。

足を舐めるシーンは、カート・ラッセルに自分の欲望を託してそうです。