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デスプルーフ in グラインドハウスのliamのレビュー・感想・評価

3.7

監督は「キル・ビル vol.2」のクエンティン・タランティーノ。出演は「ポセイドン」のカート・ラッセル、「サイレンサー」のヴァネッサ・フェルリト、「クラークス2/バーガーショップ戦記」のロザリオ・ドーソン、「LOST」のゾーイ・ベルなど。

スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、決死の猛反撃に挑む。

これもまた久し振り鑑賞。

70年代、80年代の低予算映画のオマージュ作品として作られた作品。タランティーノの映画愛が存分に詰まっている映画になっている。
映像、設定、ストーリーをあえて安っぽく作っておりそこにまた愛を感じる。
フィルムの傷によって起こる、音飛びや映像のズレまで再現しているという徹底っぷり。映画オタクだからこそここまでやるんだろうけど、そのおかげで全然2007年の映画とは思えない出来になっている。

ストーリーの大半は他愛のガールズトークで占められていて、タランティーノ節がここでも出ている。内容はなんてことのもので下ネタが大半。笑

ド派手なカーアクションも魅力で、序盤の正面衝突からのスーパーグロシーンは爆笑してしまった。またボンネットの上に乗って猛スピードで車を走らせるシーンとかそうとう身体を張っている。もちろんいのち綱とかはしているだろうけど。このゾーイという女性スタントマンの事をタランティーノは相当お気に入りなんだな。

ラストはもう爆笑しかない。笑 このラストシーンを観るためにこれまでの時間があったと言っても過言ではない。笑

メアリー・エリザベス・ウィンステッドが可愛い。役的には対した役ではないから特に言うことはないんだけど単純に可愛い。笑

タランティーノの映画オタクっぷりが楽しめる映画。
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