振り返ってみれば、宮部みゆきさんを知ったのはこの作品があったからかもしれない。
きっかけは、小学生の時、兄が読んでいたことで、私も読み夢中になった。当時、映画化された時、映画館に兄弟二人で行ったことを思い出した。一番近くの映画館ではやっておらず、地下鉄を使って、遠くまで。ICカードの実用化前だったので、駅で地下鉄分までの運賃込みの切符をどうやって買ったらいいかわからなくて、二人でアタフタしたことを思い出した。
内容とかよりも、昔の忘れた記憶が蘇ったことが有難い。
宮部みゆきさんにしては珍しいファンタジーものであるが、もう一度本で読んでみたくなった。