“わたしをさがして”
若者文化の拠点の東京は渋谷を舞台に、少女を被写体とする新人カメラマンと、ある訳ありの少女との出会ってのドラマ。
これ、ずっと気にはなってましたが、なぜか10年以上も過ぎて、やーっと鑑賞…って、渋谷の裏側を見せる感じなので、楽しい作風ではないので、御注意を。
うん、最先端の街に集う若者たちには、様々な理由はあるでしょうが、そこに本当の自分の姿はあるのか…そんな普遍的なテーマを見た感じで。
そう、この現代のバージョンも見たいし…この2人が渋谷で再会する続編も見たいかも。
にしても、ファッションヘルスのシャワー室で泣ける二人のシーン…妙に印象に残ってます。
なお、俳優陣はなかなかの面々で、まずは綾野剛…若かりし長髪姿ながら、その巧さはこの頃から健在。
佐津川愛美…変わらずの独特の存在感がいい。
さらには、石田えりがナイスなサポートで、わずかながらも流石の松田美由紀に、アイドル感ありありの大島優子にニンマリで…ARATA時代の井浦新の使い方が大胆で、斎藤工のアシストにもニヤリ。