SatoEmiko

パフォーマンスのSatoEmikoのレビュー・感想・評価

パフォーマンス(1970年製作の映画)
4.7
凶悪でサイケでロック。

ボスの命令に背き追われる身となったギャングのチャス。血と暴力にまみれたチャスが身を隠したのは、ミック・ジャガー演じる元ロックスターのターナーが築くロックとセックスとドラッグが充満する"城"だった。

撮影された60年代、スウィンギング・ロンドンの空気がムンムンとたちこめる。
この狂気じみた世界を彩る、美しいのだけれどどこかグロテスクで、脳天を貫くようなニコラス・ローグの色がまぶしい。

ただ、話が進むにつれ、どんどん迷路のようなストーリーになるので、きちんとした筋の通った話が好きな方にはお勧めできないかも。
SatoEmiko

SatoEmiko