イギリス人が選ぶイギリス映画7位。1位の『赤い影』に続きニコラス・ローグの初監督作品を。ドナルド・キャメルと共同監督で撮影も担当しています。
これはミック・ジャガーが目的。ということでアイコンをミックの元恋人マリアンヌ・フェイスフルにしてみた。
ボスに狙われ逃げる裏暗黒のギャング(ジェームズ・フォックス)が、元ロックスター(ミック・ジャガー)の家に住み着き交流が始まる…。暴力、フリーセックス、ドラッグと60年代の空気感が漂うカルト・ムービー。
面白くないストーリーだけど、最後まで惹きつけられるのはミックやアニタたちの怪しげな魅力と、独特のカットバックやカット割り、ファッションや小物、音楽のせいかな。
ストーンズのブライアンとキースの恋人アニタが出演。ミックとのエッチシーンもあり、嫉妬からなのかキースは「三流のクソポルノ映画」と言っていたそうです。
ミックが弾き語りするロバート・ジョンソンの♪Me&the Devil Blues♬が最高。ライ・クーダーのギターにもシビれました。
カットバックの多いエッチシーンや印象的な赤など、独特な世界観はこの作品ですでに確立していて『赤い影』にも引き継がれてます。