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ユビサキから世界をのよのレビュー・感想・評価

ユビサキから世界を(2006年製作の映画)
3.8
会話やカットが演劇的だなと感じる部分がいくつかあって、どこか影響を受けてるのかなと気になった。

最初と最後で出てくる言葉に関しては、アルチュールランボーの、
「見えた、何が、永遠が、海に溶け合う太陽が。」の詩を思い出した。

途中、脚本の設定やストーリー展開の雑さにうんざりする部分もあり、荒っぽくて作り込まれていない部分も多かったけれど、それを上回るメッセージ性と奥行きを感じた。

それから、音楽がすごくマッチしていてよかった。

思春期のころの若い感性が前面に出ていて、どこかなつかしい感覚も蘇る。

谷村美月がとにかくすごくいい。
よ