ゆっきー

なみだ川のゆっきーのレビュー・感想・評価

なみだ川(1967年製作の映画)
4.0
絶対に妹を幸せにさせたい姉の話。
めちゃ傑作。
何はともあれ、藤村志保の可愛さである。天然、照れ屋、純粋と男ウケ最強キャラ。(逆に女ウケは最悪に違いない)
藤村志保が兄を殺る為ドスを買いに行くシーンではシリアスな場面にも関わらず藤村志保が天然なせいで笑えてしまう。

ちなみにこのシーンは異様な強風が吹いてるのが最高。
確か真魚八重子さんだったか、三隅は天候を演出に使うのが巧みだ的な事を仰っていたが、まさにそんな感じ。

妹と姉がカヤの中で一緒に寝るシーンで、藤村志保は寝たフリしながら妹の話を聞いて涙さるのだが、ここで彼女の顔にあたる光の凄さ。顔面の左半分と右半分で影と光を当て分けているのだが、画面内光源では絶対に起こり得ないので、デザインされたものだと分かる。

んで、ラストですよ。
戸浦六宏「誰だおめぇ」
細川俊之「俺はしずさんの夫だ…!」
俺「爆泣き」

良かった…
ゆっきー

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