これは人を選びますね。
十字軍に参加した鍛冶屋の青年の壮大な物語。
オーリがまたも鍛冶屋をやってます。
簡単に十字軍と言いましても、単なる宗教戦争の側面だけでなく、商業的にも政治的にも根深いものがあり、侵略の大義名分としての看板としても便利に使われた言葉でもあります。
なおかつ当時のヨーロッパ主要国が参戦しており、連合軍の体に見せかけて、全く結束もなく一枚岩に程遠い組織編成で、大敗を喫した記録もあります。
それ以前に我々日本人にはイェルサレムが、キリスト教徒にとって、どれだけ心の拠り所であるかも知らないし、土地問題としては曖昧な記述の上でキリスト教徒の聖地として祭り上げられた場所でも、あるんですね。
それを踏まえて・・・見れる人は凄く少数だと思います。
歴史の教科書みたいな作品です。
見処は満載なんですが、伝えきれないし、面白いのでお勧め出きるかと言うと、微妙です。
詰め込みすぎなのも否めません。
個人的には綺麗過ぎて鼻持ちなりませんね。