あおい

キングダム・オブ・ヘブンのあおいのレビュー・感想・評価

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)
3.2
彼らにとってはただの街であり、全てであり。その聖地の名は、“エルサレム”…

リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演の聖地奪還十字軍スペクタクル。12世紀を描く歴史モノは珍しい気がするし、テーマは今も続く問題なので、その起源を知る映画として悪くない。

◎ストーリー
1182年、エルサレムはキリスト教徒によって支配されていたが、聖地奪還を目指すイスラム教徒サラディン率いる軍隊との一触即発の様相を呈していた。
そんな不安定な世の中で、自らの殺人と妻の自殺の咎を背負った1人の鍛冶屋は、罪を贖うためキリスト教徒軍人の一人息子となる。そうして、今も続く聖地奪還の戦いに身を投じていく…

十字軍はせかいしで習ったきりでしたが、冒頭からちゃんと説明してくれるので分かりやすいです。登場人物も必要最低限やし、対立構図や人間関係も分かりやすい。

主人公の生い立ちや物語への関わり方も、十字軍という難しいテーマを描く上ではヒーロー然とした設定でとっつきやすい。それでいて、後半のアクションはしっかりしている。古典的な戦い方やけど、「300」にも通用する大味な戦争が観ててかなり楽しい。

何より軍隊を指揮するオーランド・ブルームはめちゃカッコいいし、リーアム・ニーソンはやはり貫禄がある。癩のエドワード・ノートン、セクシーなエヴァ・グリーンなど割りかしキャストも有名な人多め。

歴史モノ、取り分け宗教モノがあまり好きでない人も、歴史アクションてして十分楽しめそう。
あおい

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