作品情報には145分と書いてあるけど、私が観たのは189分だった!3時間!
おそらくディレクターズカット版のようなもの。
長い…2回に分けて鑑賞(笑)
ストーリーは、十字軍が聖地エルサレムを奪って100年程経った頃のお話。
オーランド・ブルーム演じるバリアンを中心に描かれる。
そのほかキャストはなかなか豪華。
エドワード・ノートンは全然気付かないなと思ってたら、仮面付けてた〜
とにかくエヴァ・グリーンが素敵。
なんだ、あの妖艶な魅力は!
終盤に印象的なシーンが多数。
バリアンの、サラディン(イスラムの英雄)への問いかけ。
What is Jerusalem worth?
(エルサレムの価値は?)
サラディンの答えは、Nothing。
そしてEverythingと。深い。
サラディンが英語で「平和を」と言い、バリアンがアラビア語で「平和を」と言う。
これまた深い。
サラディンがキリスト教をきちんと尊重するシーンも印象的。
戦いによって倒された十字架を立て直したり、床にデザインされた十字架を踏まないように歩いたり。
あれ?バリアンが主役なのに、サラディンの印章的なシーンばかり心に残ってしまった。
時代が変わっても、使用する武器が変わっても、1000年近く経っても、エルサレムに完全なる平和は訪れない。