このレビューはネタバレを含みます
う~ん…。
つ……いや、シチュエーションスリラーは好きだし、ワンシチュエーションで疑心暗鬼になってわちゃわちゃするのも良いんだけども。
話の途中でチラっと出る、世界的にウイルス性の病気が流行っていて、今試験を受けている会社はその治療薬で莫大な利益を上げてトップ企業になる。
その会社の…なんかCEOの秘書的な…そういうアレの最終選考らしいんだけど。
散々他の候補者を蹴落とした白人男が実はその病気に罹っていて1時間に1回薬を飲まなきゃアカンとか、別の黒人も実はその病気に罹っていて とか色々ありつつ、絶対仕事が欲しい白人が警備員の銃を手に黒人を撃ち殺すんだけども、撃たれた銃に実は最新の治療薬の過程で生まれた細胞を超回復させるだかっていう凄い薬が入っていて黒人はなんか生きてる。
そもそも散々みんなで考えた"質問"と言うのが、唯一居たフランス人男のヒントとそいつのメガネと割れたガラスを通して最初に配られた紙に書いてある"Question 1"という文字から、CEO役だった男が退出する前に言った"質問は?"って言葉に"ありません"って答えるだけだった。
そのフランス人が実はCEOなんだけど。他に誰もメガネ掛けてないの。そいつは"曇りなき眼で見れば~"みたいな事言ってたけど、字が余りにも小さいエンボス加工だから割れたガラスがあっても結局やっぱりメガネが要る。
つまり、言葉も通じないしなんかビクビクしててバカにされてたフランス人からメガネ貸してねって言うべき試験だったって事…?注意力がどうとかって言ってたけど。
新しく開発した超回復薬は病を完全に治せるらしいけれど、一度の生産数が限られていて、"決断力・注意力・思い遣りがあって賢い管理者"が必要だとしてこの試験に至ったらしい。
は…はぁ…そうなんだ…って感じで終わっちゃった。
フランス人が退場していった時に落としたメガネで、あぁメガネが必要なんだなぁって思ったんだけどなんかウイルスの話とかお前なんでそんな会社に詳しいんだよとか喧嘩したりなんだりで、結局勝ち残ったブロンド女は他者を害してた白人男に邪魔されなかっただけでは?運も実力の内って言われたらまぁそれまでなんだけど。
この手の作品で、"結局全ては最初からあったのだ…"みたいななんとなく虚しさのある終わり方は好きなんだけど、これは違ったなぁ。運転免許試験のイジワル問題カテゴリな感じ。
つまらんかった。