話は違うが、
邦題『ある愛の詩』って絶妙だと思った。
今知ったけど原題は『LOVE STORY』だもんね。
『ある愛の詩』…、んー素晴らしい。
それ自体でロマンチック。
「詩」にしたところにもセンスを感じる。感嘆です
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70年代を代表する名作。
21世紀になってもあえて
70年代と80年代を舞台にする映画が作られている。
それほど、現在の人にも
憧れとか、意味とか、思いを馳せられる、
特徴ある、貴重な時代だったんだと思う。
まさにその時代を象徴するわけだから
意味深い
フランシス・レイの音楽はあまりに有名。
ジェニファー役のアリ・マッグローは
いま見ても古さを感じさせない女性。
70年代はスタンダードなのかも。
逆に80年代のソバージュとか
肩パッドとかの方が
古さとか時代を感じる気がする
ツィギーとか、モガとか、
セシルカットとか、オードリ・ヘップバーンとか、
いまでもオシャレだもんね。
時代を象徴するのも大事だが
「永遠」に古びないもの、
そういうものを追究するのも有意義だと思う
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恋人のジェニファーの
生意気で、口が減らない、シニカル、
でも愛らしくて、センスあるセリフが楽しい
①
「バカでリッチでしょ」
「頭はいいが金はない」
「それは私のほう」
「頭がいいの?」
「あなたになびかない」
「誘わないよ」
「だからバカなの」
②
「思ったより賢いようね。
だから私にひかれた」
③
「私はつきあう相手を選ぶ」
「僕は合格?」
「だから会ってる」
④
「私を見てないで勉強したら?」
「ちゃんとやってるさ」
「ウソ、脚を見てる」
「うぬぼれるなよ」
「私に夢中でしょ」
「話題を変えよう」
「話題があったの?」
「抱きたがってると思ってるだろ」
「私が?」
「はっきり言うよ。そんな気はない」
「やっと話が合った」
⑤
「驚いた
今のは 本当に
とんでもなく…
まあまあよ」
⑥
「新婚さんですか?」
「永遠にね」
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忘れていたけど
ああ昔観たなあって思った。
・雪の中で戯れるシーン
・屋外のスケート場
・スカッシュ
雪が印象的な映画だ
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「愛は決して後悔しないこと」
この映画の有名なセリフ
余談だが、
瀬戸内寂聴が渡辺淳一との
対談本で
「わたしは恋愛というものは
命懸けでないと信じられない」
って言ってた。
彼女一流の、あざとい意見、と思っていたけど
ふと、頭をよぎった。
寂聴は、恋して悩んだり、迷ったりするのは
中途半端に恋をしているからだ、
と言っているんだと思う。
後悔するようなら
はじめからしない方がいいくらい。
というか、後悔するようなものは恋ではない、と。
覚悟したしろ、と
映画のセリフ
「愛とは決して後悔しないこと」は
後悔しそうになった時
それに負けてはいけないという
弱さを包含した、ロマンチックな言葉だと思う
寂聴は、
あらかじめ覚悟しておけば
悩まないし傷つかない、
と人生論的でもある
でも言ってる意味は
多分どちらも同じなんだと思う。
そのことに気づけたのが、
なんとなく嬉しい