津軽系こけし

ホビット 思いがけない冒険の津軽系こけしのレビュー・感想・評価

3.8
最初から鷲使ってくれ


精巧な特殊メイクと、舞台考証、物量によって映像史に飛躍的視覚表現をもたらした「ロードオブザリング」、そのスピンオフたる「ホビット」。

J・R・R・トールキンの原作順でいえばロードオブザリングがホビットのスピンオフにあたるのだが、映像化においては後の公開。以前よりも3DCGが多用されてることもあって、アトラクション要素が増えた印象。「王の帰還」と比べて奥行きの活かし方がめちゃくちゃ進化してるね、ゴブリンの地下戦闘シーンなんかはすこぶる見応えがあった。
あと、個人的にはゴラムとのなぞなぞシーンが1番見どころ。やはり、このキャラクターが画面に及ぼす影響は計り知れない。フロドのキャラクターが大嫌いだっただけに、ビルボに交代したおかげでようやくこの世界をまともに堪能できた気がする。

ロードオブザリングと照らし合わせると、私がフロドのキャラクターにどれだけ苛ませれいたのかよく分かる。スマウグの登場も期待できるし、ようやくこの世界観への陶酔が叶いそうだ。
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