しらす

ワイルドバンチのしらすのレビュー・感想・評価

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)
4.0
西部劇の神話時代を終わらせた映画。
残ったのは血と暴力と
生々しい人間!
サム・ペキンパー監督

「ワイルド・バンチ」

この映画が西部劇の神話の時代を終わらせた‥と語ったのはジョン・フォードだったかな?
現代の感覚からすると凄い西部劇ぽい。
というくらいその後の西部劇、アクション映画に影響を与えた一本なんでしょう。

どんな映画が好きか?
と聞かれたら、サムペキンパーみたいな映画かな。と答える事が多い。
バイオレンスにつぐバイオレンス!
と評されるペキンパーですが、結構旅情的なシーンも多くて良いんですよ。
実はのんびりもしてる。
これは現代の映画感覚がアクションにより過ぎているからかもしれません。
昔は最後の数分だけアクションシーンとかが普通だったからね。

時代に取り残された男たち。
無常な世の中。
暴力。
そして滅びの美学!

なんだか大好きな要素しかないな。
それにしてもこの映画の子供の使い方が恐ろしくてね。
冒頭、蟻塚にさそりを投げ入れて笑いあう子供たち。
リンチを見て喜ぶ子供たち。
所謂、純粋悪な存在だよね。

いやあ、けしからん!
でも大好きだ!
そんな映画。
しらす

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