ゆみな

マラソンのゆみなのレビュー・感想・評価

マラソン(2005年製作の映画)
3.5
例のごとく…また感想書くの溜めすぎまして……。忘れないうちに書かないといけないよね。ほんとに。

スンウさん目当てで観賞。彼は自閉症で5歳程度の知能しかない青年役なんですね。好きなものはシマウマとチョコパイとジャージャー麺。そして走ること。ハーフマラソンで3位になったのをきっかけに、フルマラソン完走を目指す母子のお話ですね。

もっと重い話なのかな…って観るのを後回しにしていた今作ですけど、かなりユーモアに溢れたシーンもあるし全体的に爽やかな作りになっていました。
とにかくチョウォン(チョ・スンウ)が愛らしくて観ていて微笑ましくて、コーチとの練習シーンなんかはニヤニヤしちゃったよね。

後半は母親目線で観ている自分が居て、自分のエゴでマラソンをさせているのかとか……子供を縛り付けているのは自分じゃないのか……って悩む母親の姿に、胸が痛くなりまして……。なんか、なんかさぁ…子供の事を考えているようでいつの間にか自分本位になってしまうこと、自分にも良くある気がしていて反省したりしました。いや、子を思うからこそなんだけど…まずは一人の人間として尊重してあげなければいけないんだよね。肝に命じます。

ラストは大団円と言ってもいいんじゃないのかな。晴れやかな気持ちになります。雨がザーザーの後の、晴れやか。
いやー、いい映画だったな~。
ゆみな

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