ニコラス・ツェーとスティーブン・フォンがW主演する娯楽アイドル映画で、脚本はだいぶいい加減。
また個人的にタイプでないニコラスが見せる「日本のタレント俳優みたいな格好の付け方」に困惑……、さむっ!
スティーブンはどちらかと言うと庶民的な、二枚目半のキャラクターを好演していた(そして可愛い)。
ロー・カーインを始めとする熟〜老年のサブキャラクターを頻出させずにおかぬところは、いかにも香港映画。
シニカルでナンセンスなコメディ演出が随所にちりばめられているので、楽しく観れる。
また編集が目まぐるし過ぎて、水浸しの大立ち回りまで繰り広げる俳優陣の献身が伝わらないものの、ワイヤーアクション場面も多数挿入されていた。
インディ出身のサム・リーは、この頃から便利使いされていたのだなと驚き。
フルーツ・チャンが「仕事を選べ」って忠告した気持ち、わかる。