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赤い風船のkazu1961のレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
4.4
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-439 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋凄く可愛らしくてオシャレで夢ある作品!!“パリの田舎”と呼ばれる20区メニルモンタンの懐かしい街並みと“赤い風船』とてもよく似合います!!少年風船との“友情??”を描いた短編作品の名作です。

🖋当時のCGを使わない先端技術で撮影した生命を持ったかのように振る舞う風船の自然な描写に驚き!!今もどのように撮影されたのかは謎のままだそうです。そんな風船と少年交流がとても自然で温かく、優しく伝わってきます。

🖋そして少しセピア調のヴィル通り72番地やノートルダム・ドゥ・ラ・クロワ教会、ベルヴィル公園など昔の面影を残すパリ20区の路地裏の風景と真っ赤な風船の色のコントラストがほんと美しい!!

🖋ほとんど台詞がないので、そのファンタジーで温かな展開と映像の美しさなどを楽しむだけでもカンヌ映画祭短編グランプリ受賞やアカデミー賞脚本賞を受賞したのが分かる傑作短編です!!ラストも圧巻!!

😌Story:(参考: Amazon )
ある朝少年パスカルは一個の赤い風船が街灯に引っかかっているのを見つける。パスカルは街灯によじ登って風船を手に取り、そのまま学校へと向かう。風船と一緒に登校し、時間を過ごすうちにいつしか風船はパスカルの友達になり、彼の行く先々に付いて来るようになった。ある日いたずらっ子たちが風船に石を投げつけて、風船はしぼんでしまう。すると町中の色とりどりの風船が集まってきて、パスカルを空高くつれていってしまうのだった。

🔸Database🔸
・邦題 :『赤い風船』
・原題 :『Le Ballon Rouge』
・製作国 : フランス
・初公開 : 1956
・日本公開 : 1956/08/24
・上映時間 : 35分
・受賞 :
第29回アカデミー賞 脚本賞
第9回カンヌ国際映画祭に 短編パルム・ドール
・監督 : アルベール・ラモリス
・脚本 : アルベール・ラモリス
・原作 : ※※※
・撮影 : エドモン・セシャン
・音楽 : モーリス・ルルー
・出演 : パスカル・ラモリス、シュザンヌ・クルーティエ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
フランスのアルベール・ラモリス監督が56年に発表し、カンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた名作ファンタジー。街灯に赤い風船が引っ掛かっているのを見つけた少年パスカルは、そこから風船を取って大切に扱いはじめる。やがて風船はパスカルの行く先々に勝手についてくるようになるが、いたずらっ子たちの標的にされてしまい……。シンプルなストーリーとセリフによって描かれる詩情豊かな世界。2008年、「白い馬」(1952年/40分)と本作のデジタルリマスター版がリバイバル公開。
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