TakashiM

赤い風船のTakashiMのレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
3.8
■1965年のファンタジー映画。なんと58年前。
■わずか35分の超短尺。
■アカデミー賞脚本賞
■フィルマ界隈で高評価
と、えらい気になる要素がてんこ盛りな作品。

風船と少年の友情という奇妙な世界観。
前情報ハードルが高すぎたようで、めっちゃ響いた訳じゃなかったが、しっかりと印象に残る一本でした。

ただの風船が、少年と遊んだり戦ったり。
あのふわふわした動きに意志が、ツルツルの赤い丸に表情が!!
もし見えてきたならこのラストは、号泣必至。

途中少しそれが見えかけたけど、そう見せるための特撮技術を想像するのが楽しくなってしまい、逆に表情が見えなくなってしまった。。
ほんとあの風船の動き、糸が付いてるようにも見えないし。。

・・・
ネタバレサイトを漁ってみたところ、撮影秘話について監督の子供のパスカル氏が語っていた!!

風船の撮影はどうやったのか?
「それは企業秘密です(笑)」

なんですとー!?

「ここで撮影の技術を明かしてしまうと映画をご覧になる観客の夢を壊してしまいます。でも実際はとてもシンプルな創作工夫と職人的な技術で工夫を凝らしています。」
「父は素晴らしい技術者に囲まれ、コンピューターに慣れている人たちだったら考えつかないようなことかもしれません。風船が心をもっていることを表したかった。」
「少年の相棒であり生きもの。自由の象徴ですから」

わかるんだけどさー、もやもやするやないかい!笑
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