みおこし

赤い風船のみおこしのレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
3.5
フランスの監督アルベール・ラモリス監督による短編。

街で赤い風船を見つけた男の子。近所の子供たちに奪われそうになったり、学校の先生に叱られたりと何度も失いかけるが、まるでその風船は持ち主が誰か分かっているかのように男の子の後を着いてきて...。

心温まる短編作品でした。1956年制作とは思えない、粋でオシャレな演出とカメラワーク。どうやって撮影したのか全く見当が付かないくらい、まるで生きているかのようなリアルな風船の動き。
思わずクスッと笑ってしまう、どこかいたずら好きに見える風船の様子も微笑ましかったです。

男の子役は、なんとラモリス監督の息子さんらしい。またとっても健気で無垢な印象の、お顔立ちの可愛い少年。ほぼセリフはないのに、いつの間にかこの子と風船の間に芽生える不思議な絆にほっこり。
ラストシーンはとにかく色鮮やかで圧巻、思わず見入ってしまいました。
でもあのラストの意味するところが何とも読めない...!
単にファンタジーとしての終わり方なのかな?それとも...?(汗)

パリの町並みは当時から美しかったんだなぁ。メニモルンタンという、聴いたことのないエリアが登場しました。