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赤い風船のikumatsuのレビュー・感想・評価

赤い風船(1956年製作の映画)
4.5
青みがかった灰色の石畳に、可愛い男の子。
ぷるんと大きい真っ赤な風船。

それだけでもう、満たされた。

なぜ風船が子供に懐くの?
なぜ最後はああなったの?

大人の「なぜ?」なんて捨ててきた。

小さい頃に絵本を眺めていた感覚。

目で追いかけるのが楽しくて仕方ない、
そこにそれがあるだけで愛おしい、
そんな映画だった。

ふわっと心が軽くなり、
ニマニマが止まらない。



この映画を返しに行く途中、
気になっていたとんかつ屋さん。
目の前にはロースみぞれカツ定食と生中。

はーー。
なぜこんなに生中は美味しいのだろう。

大人の気持ちを思い出したけど、
どっちにしてもニマニマが止まらない。
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