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ペギー・スーの結婚のワルキューリのレビュー・感想・評価

ペギー・スーの結婚(1986年製作の映画)
3.5
自慢の子供を持つが、うだつの上がらない夫とはうまくいかず離婚を考えているペギー・スーは高校の同窓会パーティでかつてときめいた別の男子生徒のことを思い出す。その場で高校のクイーンに選ばれたペギーは壇上で突然のめまいに襲われ、倒れてしまうが、彼女が目を覚ましたとき、そこは1960年の高校の中だった―

欧米ではこういうタイムスリップものは全体の規模と比較して珍しいようですね。キャスリーン・ターナーがタイムスリップ前と後を演じているんだけど流石に高校生役はキツイかな(汗)
ニコラス・ケイジは吹き替えでの馴染みが深いから声の高さにビビッた。あと髪。

物理室でのやりとりは『時かけ』を彷彿とさせたけどたまたま…だろうな。ここで男子生徒があっさり彼女の言い分を信じるところは「ほかのあらゆる可能性がダメだとなったら、どんなに起こりそうもないことでも残ったものが真実だ」という姿勢が見えて面白かった。

自分もこんなふうに昔に戻ったら色々やり直したいっていう気持ちはよくわかる。でも変えたら変えたで新たな悩みが生まれるんだよね。そして自分が見えなかった相手の想いにも。