けんくり

ビリー・ザ・キッド/21才の生涯のけんくりのレビュー・感想・評価

4.0
大いなる西部にボブ・ディランの楽曲が良く似合う。ゆったりと時が流れている感覚がたまらない牧歌的な西部劇。

どこにいっても好かれるお尋ね者ビリーと、逆に嫌われる保安官パッド。天敵だけど親友同士、悪態をつきながらも認め合っている二人の関係性が良い。

黒ずくめで銃を構えるジェームズ・コバーンがとにかく渋かっこいい。

ペキンパー監督だけあって、スモーローションを駆使した撃ち合いも迫力十分。血みどろシーンもしっかりある。

音楽と人情味とバイオレンスが程よく溶け合った良作。