水無月右京

プラダを着た悪魔の水無月右京のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0
ジャーナリスト志望の主人公。キャリアを積む為応募した会社がファッション界に多大な影響を及ぼすファッション雑誌で、仕事はそこの鬼編集長ことミランダのアシスタントだった。本作は、ミランダの無理難題とも言える多くの要求にめげることなく主人公は頑張り抜いて、最後は自身の夢を勝ち取っていくというサクセスストーリーです。

ファッションにあまり興味がないといいつつ、コンサバ系目線(一般目線)で見ると、それほどおかしさはない服装の主人公。そんな彼女が徐々にモード系お洒落さんに変身していく様子を見ていると、お金と大きなワードローブさえあれば、ああいうモード系ファッション揃えていきたいよなーって男の俺でも思っちゃいます。

主人公が身にまとう服装は、モード系といってもビシッバシッとキメたとんがり系ではなく、どちらかというとモダンシックな感じで、アンハサウェイの持つ落ち着いた雰囲気とマッチしており、周囲の華やかな服装とちょっぴり一線を画しているのが印象的でした。

社会人成り立ての頃、給料の半分以上を洋服に当てていた時期があって(流行り病みたいなもんです)、ファッションショーの観覧ご招待、なんていう経験もしたことがありますが、モデルさん達は綺麗ですし着ている服装もお洒落で、本作を見ていてちょっぴりその雰囲気を思い出しました。ちなみにその時、男性芸能人の誰か(何度もドラマに出ていて、未だにCMにも出ている人です)が同じ会場にいて、ショーが終わった後"みんな!俺に気がついて!"オーラを出していた(意味もなくカッコつけていたんです)にもかかわらず、来ている人は皆ファッションを楽しみにしているので完全スルー状態だった・・・といったこともありましたね。脱線してしまいました。

本作、華やかな服装を見ているだけでも楽しめますし、主人公の頑張る姿を見て元気付けられるもよし、妥協を許さない鬼編集長の姿を見て、よし自分もまだまだヌルいな!とねじを巻き直すもよし、色んな楽しみ方が出来るかと思います。まだご覧になったことのない方は、是非見てみてください♪