ミーハー女子大生

プラダを着た悪魔のミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.3
【あらすじ】
アンディ(アン・ハサウェイ)はジャーナリストを志しNYにやって来る。
オシャレに関心のない彼女は、無謀にも一流ファッション誌ランウェイの面接を受ける。
編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のジュニア・アシスタントの仕事を手に入れるのだが、翌朝から24時間公私の区別なく携帯が鳴り続ける悪夢の日々が始まった。

【感想】
私の期待が大きすぎたのか、正直言うとつまらなかったです...。
なんでプラダを着た悪魔こんなにもてはやされてるんだ…?
いや20代・30代の女性にこんなに支持されているのでもしかしたら(というか恐らく絶対)私が捻くれてるだけなんだと思うんですけど、この映画、何が描きたかったんだ?!感が半端ないです。

つまらない、とは言ったんですけど、途中までは面白いプラダを着た悪魔。
やっぱりダサい恰好をしてても可愛いアン・ハサウェイが大変身を遂げてめちゃくちゃに可愛い女性に変わっていくのは見てても気持ちがいいし楽しいです。
そりゃまぁオシャレが好きな女子は楽しいよね。
プラダを着た悪魔。
だから私もこのままアン・ハサウェイはオシャレになって雑誌編集長秘書として成功をおさめるイェーイってお話だと思ってワクワクして観てたんですよ。

ところがどっこい!
アン・ハサウェイを最終的にまたダサい女に戻すって何事!?
私は生きたいように生きる!ってメッセージと前向きに思えばいいのかもしれないんですけど、私にはこの主人公の決断が、
「彼氏に嫌われたくないから彼氏の言う通りにする」
っていう風に見えるんですよ。

あんなにキャリアアップして女性としても魅力満載になってきた彼女に対して彼氏が順応しきれなかっただけなのに、なんで彼女の方がまた芋女に戻らないといけないんですかね...
っていうか大前提としてアン・ハサウェイが「太ってる」「ダサい」とか言われる映画に共感も何もない(笑)
この映画の何が楽しいの?


という結論に至りました。

ファッションを楽しむ映画としてはかなり面白いんですけど、個人的にはストーリーとしてはどうなんだろうか、という感じでした。
プラダを着た悪魔を見るくらいならマイ・インターンを観ることをオススメします。

ストーリー 2
演出 3
音楽 3
印象 4
独創性 4
関心度 4
総合 3.3

38/2023