不死鳥の川

プラダを着た悪魔の不死鳥の川のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.1
不条理に悩まされながらもファッション業界の厳しい世界に必死で食らいつき、公私において大切なものの存在に気付いていく女性の成長を描いた労働者讃歌的映画の決定版。

2020年308本目。久しぶりに2度目の鑑賞。

かなり久しぶりに観ましたが、オープニングから傑作の予感が凄いし、実際にその期待を裏切らない作品でした。とにかくアン・ハサウェイの魅力がたっぷりというのと、アンディの役所も応援したくなる健気さがあってこちらも魅力的でした。カリスマ編集長ミランダを演じたメリルもあっぱれ。人前で弱みを見せない完璧な役作りからの家でメイクを落としてアンディにだけ弱みを見せるシーンの落差は見事でした。

アンディ、ミランダ、エイミー、彼氏、上司など各人物のストーリーに起承転結が用意されており、感情を動かされるシーンが極端に多い(いい意味で)映画でした。
不死鳥の川

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