ken

プラダを着た悪魔のkenのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.2
人気ファッション誌「ランウェイ」のカリスマ編集長ミランダをメリル・ストリープ、その新人アシスタントのアンディをアン・ハサウェイ、この2人の好演が実に素晴らしい。

ミランダから公私に渡り無理難題を指示されても、全力で奮闘するアンディはとても健気に感じた。しかし、ミランダは単なる嫌な上司ではなく、期待される職務を如何にこなすか、アンディを試し鍛えているのである。公開された当時に鑑賞した際は、大変な上司にアンディが右往左往しながらも頑張る姿を応援していたものだ。

でも、ミランダ、ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)、エミリー(エミリー・ブラント)達がいて、アンディが成長したことに疑いの余地はない。「君は努力していない、愚痴を並べているだけだ。」ナイジェルのこの言葉には、自分を含めてハッとさせられた人も多いはず。

仕事を最優先にしてボーイフレンドともすれ違いが多く別れてしまう。自分が本来したい仕事は何か?そして仕事に没頭しすぎて忘れていた大切なことに気づいたアンディがとった行動には拍手を送りたい。新聞社を受けた際にミランダから届いた推薦状の言葉がアンディを見事に評価していた。「あの子を雇わなかったら大バカよ。」最高の褒め言葉である。

厳しい上司に出会い、プロの仕事を学び吸収する努力をしたアンディ、そして自らの夢に向かって新たな挑戦をしていくアンディに男女問わず共感を得た素敵な作品であった。