ライアン

プラダを着た悪魔のライアンのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.1
仕事をしていく上で (恐らく仕事以外でも)、とても基本的だけど大切なメッセージが詰まった映画でした。

相手(他人)に自分を認めてもらうには、まず相手の価値観を認めその上でそのフィールドで何ができ、何が提供できるかということを考えるべきなのに、「迎合はしない」とか「自分の価値観を認めてくれないなら別にいい」をベースにやってしまいがち。それでも一生懸命にやっているのは間違いないのだけれど、当然相手には響くこともなく、結果、認めてくれないからと相手を批判するという悪循環に陥いることになる。
でも、最初のボタンのかけ違いに気付き、自分を少しだけ変えられれば未来は変わってくる。
主人公アンドレアの姿を観ながら、自分と重ねたり、自分も頑張らなければと思った人も多いのでは。
そして、認めてもらおうと頑張った相手が本当に素晴らしい人物であれば、こっちが期待していない形でその頑張りをちゃんと評価してくれるというおまけは最高だと思う。
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