このレビューはネタバレを含みます
ニューヨーク
人使いが荒く我儘で業界では泣く子も黙る女性雑誌の編集長ミランダ
そんな彼女のもとで働く事になった書くことが好きな報道の仕事をする事が目標のアンドレア
最初は上司の悪魔ぶりに仕事を辞める決意をするも、ある難題な仕事を成し遂げられた事で自身を持ち、上司に気に入られる仕事ができるまでに成長した
根っからの仕事人間で夫にも離縁され、売上に貢献する誰にも出来ない仕事をしているのに同業者からも悪い評価しか受けられない上司と接するうちに、女性だから正当な評価が得られないのだと気づく
しかしそんなミランダを尊敬はするが他人を蹴落とすやり方に同調はしたくない
更に世間的には千載一遇のチャンスを得て、そのレールに乗る事も出来たけどあくまで初志を貫徹したアンドレア
この最期の選択はなかなかできることではなく応援したいと思った
ただ全体的にはあまり好きではない
急にファッションにこだわり出すと同時に仕事面でも急激な成長を遂げる主人公
あれほどではないにしろブランドに身を包む人達と一緒に仕事をしていた事があるけと、ファッションと仕事ぶりは全く別物だったし、あの職種であれだけのブランド物は買えるはずは無い
ミランダは自分を編集長から降ろそうとする内部の不穏な動きを察知し先手を打って、最終的に今まで通り編集長で居続ける事に成功した
でもね、どんなに優秀で自分以外にはこの仕事は無理って思っても、割と若手に任せても大丈夫なもんだよ
ファッション、雑誌業界は特殊なのかもしれないけど、ミランダのやり方もずっと通用するのだろうか
時間の流れ、人々の感覚の変遷は意外に早いものだよって思う