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プラダを着た悪魔のhanaのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.5
明日も仕事頑張ろうと思える映画。
ストーリー、ファッション、役者全て大満足です。女性ならこの映画が好きな人は多いはず。

ジャーナリスト志望のアンディ。就活に苦戦して紹介されたのは、ランウェイ編集長ミランダのアシスタントの仕事。鬼編集長の指示に迅速に対応できなければ即刻クビという厳しい環境で奮闘する彼女の成長物語です。

同名の原作を書いた著者は、Vogueアメリカ版の現編集長アナ・ウィンターの秘書兼アシスタントの職務経験があります。アナってこんなに厳しいのか!と初見で吃驚しましたが、後々ドキュメンタリーで取り上げられる彼女の姿を観ると納得できるものがありました。

アナもミランダも、何故それ程まで独占的で厳しく恐れられる存在で居続けるのか。それは恐らくランウェイやVogueといったファッションの頂点に君臨する雑誌の品格を守り続けるため。

一切の妥協をせずに良い企画を立案して洋服を吟味して撮影をして紙面に載せてとランウェイに人生を捧げるミランダ。時に凄い無茶振りするけど(笑)、社員達はその姿勢に感化されてモチベーションが上昇。結果良いもの作りに繋がるスパイラルが出来上がる。

ミランダにこてんぱんにやられて落ち込んでいるアンディに、ナイジェルが投げかけた厳しい言葉が凄く良かった。要約すると「ファッションに携わる者ならプライドを持って真剣に仕事をすること」

アンディの不器用さと迷走具合がヒロインにぴったりですが、アシスタントの先輩エミリーにも触れたい。自分の仕事が大好きで誇りを持っていて、次第にアンディの成長を認めてくれて、苦い挫折を味わうも曲げずに立ち上がる強さがある彼女。最高に魅力的です。
そんなエミリーが観たくて何度も映画をリピートしました(笑)
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