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プラダを着た悪魔のakari225のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0
この映画を見る度に、社会人になりたてだった頃の自分に重ねてしまいます(^^;
内定取り消しと就職氷河期、震災のときの就活でした。接客が得意だからという理由だけでアパレル業界に飛び込んだんです。

私も初めはアンディのように「私べつにファッションに興味ないし。私は私だから。」って顔で働きました。でも、真剣に服飾を学んで来た人たちの中で、売れるか売れないか、数字で評価を受ける業界の厳しさを知り、風当たりは強くなるばかり。途方にくれました。すぐ辞めようと思いましたがなんだか悔しくて。このままじゃだめだと思い、美容室で髪をストレートにしてアイラインを思いっきりひいて、ヒールを履いて「コツコツ女」になったんです笑

翌日、草間彌生みたいな見た目で桃井かおりみたいなしゃべり方の女社長がたまたま店に来て、初めて褒められました。その日から周りの、私を見る目が確かに変わったのを今でも鮮明に覚えています。社長はよく私を食事に連れ出したり服を買い与えてくれるようになって。仕事もうまくいくようになりました。

その分、忙しすぎて。休みも周りと合わず、プライベートはズタズタ笑
「これがなりたい自分だったっけ?」
何度も自分に問いかけて、やっと勇気を出して、円満退社、転職しました。アンディみたいにかっこよく携帯は投げられなかったけど笑
あのシーンを見ると涙が出るんです。
本当にすっきりするし、走馬灯のように←色々思い出して胸が熱くなります。

つい、私の黒歴史の話になってしまいましたが(/ω\*)悔しくて認められたくて、必死に食らいついたあの日々、あの気持ち。思い出すとつらいけど、確実に今の私の力になって生きているなぁと。

だから自分を見失いそうなときはこの映画を見ることにしています😊自分にとって何が大切なのか、見つめ直すきっかけをくれる映画です✨
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