MaruyamaRyo

プラダを着た悪魔のMaruyamaRyoのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「仕事とは」を考えさせられた映画だった。女性ウケ狙った恋愛映画かなと勝手に思い込んでいたが、会社で仕事してる人だったらみんな見るべき話だった。
常に社用携帯を離せず、上司は絶対という日本だと、割とブラック企業にありそうな職場風土。
プロフェッショナルな仕事だと、こういう厳しい会社もありだと思うが、この「ランウェイ」だとイエスマンだらけなのがダメだ。だからこそ言うとこ言える主人公が認められたのも分かる。
忙しく働くのもありだと思っている自分としては、アンドレアがファッション界で登りつめず、最後携帯を捨てたのは残念だと当初思ったが、自分の中の哲学があるからこそ、仕事へのスタンスが似ているが芯の考え方が違うミランダとのギャップに気付いたは必然だと思った。
仕事が出来るようになると周りの人や環境も変わっていくが、守りたいところは守るという考え方が素晴らしい。

全キャラ魅力的で、的確なアドバイスをしてくれるナイジェルもいいし、先輩のエミリーはクソムカつくけど、後半一緒懸命さが微笑ましく思えてきて好きになった。
最後のミランダも粋だった。
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