IT坊や

プラダを着た悪魔のIT坊やのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ良かった!

冒頭、サドゥンリー・アイ・シーで女性達の朝を彩ることで、一気に心を掴まれます。それと同時に、これは女性達へ向けた映画なんだという明確なメッセージを感じました。

そして始まる怒涛の仕事ラッシュ。新社会人の僕としては胸が痛い描写でもありましたが、ポップな雰囲気のお陰で、「仕事ってこうだよなぁ。これくらい全力でやるもんだよなぁ。」と前向きに思わせてくれました。

そこからのサクセスストーリーもまた良い!アンディが本当に可愛いし、輝いていくし、観ていて気持ちが良いです。「ファッション」は正に魔法なんですね。

また、ミランダがしっかり「悪魔」なのも良い!人間的な弱さを持ちながらも、自分の為に他人を蹴落とす冷徹さを貫く所に痺れました。
さらに、そこからのアンディとミランダの決別はとても格好良かったし、ミランダが彼女を認めて笑うシーンは最高すぎました。2人の関係性がとても良いです!

ただ、1つ気になったのは、彼氏がアンディを全然支えてあげていない事。あげく、魔法であるファッションにも最後まで冷ややかだし…。
確かに彼女は少しブレてたのかもしれないけど、仕事に全力をかける人生だって1つの生き方じゃないですか。それを理解して、寄り添うことも出来るじゃないですか、あんなに頑張ってたのに。
ここについては、男女逆転しても同じことが言える気がします。家庭を省みるのも勿論大事だけど、まずは全力で働いていることに敬意を表するべきでは?

とまぁ、少し不満もありますが、全体で観るとガチの名作でした。最後のミランダの笑顔で全部持っていかれるしね。最高!!
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