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プラダを着た悪魔のSTR47のレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0
アン・ハサウェイ、メリル・ストリープのW主演、頑張る女性の物語。

ファッションセンスゼロで、ジャーナリスト志望のアン・ハサウェイ演じるアンディが、一流ファッション雑誌の編集長の下で働いて成長していくストーリー。
その編集長が、メリル・ストリープ演じるミランダ。

このファッション雑誌・"RUNWAY"のモデルは実在するファッション雑誌・"VOGUE"であり、編集長ミランダは、VOGUEの編集長アナ・ウィンターとのこと。

映画の見どころは、アンディの"天使"のようなカワイさ、そして、ミランダの文字通りの"悪魔"的な存在感。
ミランダは、仕事はもちろん、私生活における要求もハンパではない!
休暇中の嵐の中、飛行機を飛ばせと言ったり、世に出ていないハリー・ポッターの新刊を用意しろと言ったり、ハチャメチャ!
しかし、その要求にもめげず、必死に答えようとするアンディ。
そのひたむきな姿勢には、脱帽です。

登場人物のファッションにも注目です。
冒頭の出勤風景は、女性ならもちろんのこと、ファッション好きにはたまらない着替える姿はワクワク感が止まりません!
ミランダの初登場では、もちろん、プラダのバッグを身に着け、アンディの変身シーンや映画の至る所に、シャネル、ジミー・チュウ、ルイ・ヴィトン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、シュウ・ウエムラなどの様々な洋服や小物が登場し、登場する度にテンションがアガります!

アンディは当初、ファッションには無関心で、スタンリー・トゥッチ演じるプロデューサー・ナイジェルからは、"サイズ6"と呼ばれ、容姿を皮肉られます。
また、アンディ変身後の物語後半、エミリー・ブラント演じるエミリーからは、
"ジミー・チュウを履いた日から、あなたは悪魔に魂を売った。炭水化物を食べるあなたに、服を着る資格なんてない!"
とまで言われてしまう始末。
しかし、物語が進むにつれて、登場人物も徐々に心情が変化していきます。
最終的にナイジェル、エミリー、そして、ミランダまでもアンディを認めていくのです。

この映画はとにかく華やか。
ハイブランドの洋服や小物はもちろん、ニューヨークやコレクションで訪れるパリといったロケーション、何より、豪華な出演者など観る者をうっとりさせるでしょう。
原作を含め、女性目線で作られた作品ですが、男性も楽しめる作品です!
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